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平縫い(シングルステッチ)と環縫い(チェーンステッチ)の違いについて

2024-12-29 15:44:00


こんにちは!福山市で洋服のお直しを行なっているSEAMNです。


洋服のお直しや修理をご依頼いただく際に、「平縫い」や「環縫い」といった言葉を耳にする機会もあるかもしれません。今回は、この2つの縫い方について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。洋服のお直しを検討されている方、縫製についてもっと知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください!


平縫い(シングルステッチ)と環縫い(チェーンステッチ):違いを徹底解説!


洋服の縫製には様々な技法がありますが、最も基本的な縫い方として挙げられるのが「平縫い」と「環縫い」です。どちらも見た目はシンプルですが、その性質は大きく異なります。


1. 平縫い(シングルステッチ)


平縫いは、2枚の布を合わせ、表から見て1本の直線に見える縫い方です。ミシンで縫うことが一般的です。縫い目がフラットで、縫い代を綺麗に処理しやすいのが特徴です。


メリット:




  • 丈夫で美しい仕上がり: しっかりとした縫い目で、耐久性が高いです。縫い目がフラットなので、仕上がりが綺麗で、特にシャツやブラウスなどの比較的強度が求められる衣類に向いています。


  • 縫い代の処理が容易: 縫い代をアイロンで綺麗に仕上げやすく、見た目がすっきりします。


  • 様々な生地に対応可能: 多くの生地に対応できる汎用性の高さも魅力です。


デメリット:




  • ほつれやすい: 縫い目がほつれやすいという弱点があります。特に、強い力が加わる部分や、頻繁に洗濯する衣類では、ほつれ止め加工が必要となる場合があります。


  • 縫製速度が比較的遅い: 環縫いに比べて縫製速度が遅い傾向があります。


2. 環縫い(チェーンステッチ)


環縫いは、糸をループ状に繋げて縫う方法で、表から見るとチェーン状の縫い目になります。主にロックミシンを使用して、生地の端を処理する際に用いられます。


メリット:




  • ほつれにくい: ループ状の縫い目が生地の端をしっかりと捉えるため、ほつれにくく、特にニット素材など、ほつれやすい生地に適しています。


  • 縫製速度が速い: 平縫いに比べて縫製速度が速いため、大量生産に向いています。


  • 伸縮性のある生地に適している: 伸縮性のある生地にも対応可能です。


デメリット:




  • 強度が低い: 平縫いに比べると強度が低いため、強い力が加わる部分には向きません。


  • 縫い目が目立つ: 縫い目が表に現れるため、デザインによっては目立つ場合があります。


  • 縫い代の処理が難しい: 縫い代を綺麗に処理するには、工夫が必要です。


まとめ:用途に合わせた縫い方を選択しよう!


平縫いと環縫いは、それぞれメリット・デメリットがあります。そのため、使用する生地の種類や、仕上がりの見た目、耐久性などを考慮して、最適な縫い方を選ぶことが重要です。


例えば、強度が求められるシャツの縫製には平縫い、ニット素材の端処理には環縫いが適しています。


お直し屋SEAMNでは、お客様の衣類の状態やご要望を丁寧にヒアリングし、最適な縫製方法を選択して、丁寧な修理・お直しを心がけております。福山市で洋服のお直しをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください!